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「健康のために1日1万歩歩きましょう」とよく言われますが、実際にやろうとすると約1時間40分もかかり、続けるのが大変だと感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、厚生労働省が示す「1日1万歩」には、約300kcalの消費が死亡率の低下につながるという医学的な根拠があります。とはいえ、毎日その時間を確保するのは、忙しい方や体力が落ち始めた60代以降の方にとって大きな負担です。
そこで注目したいのが「ダイナミックフラミンゴ療法」、つまり片足立ちです。データによると、1分間の片足立ちは股関節の骨(大腿骨頭)に対して、53分間の歩行と同等の負荷を与えるとされています。これは骨密度の維持や、高齢期に注意したい大腿骨近位部骨折の予防、転倒防止につながるバランス力の向上に役立ちます。
ただし注意したいのは、「片足立ち=歩行の代わり」ではないという点です。骨への負荷としては歩行に匹敵しますが、消費カロリーや全身の運動量という意味では、53分の歩行とは異なります。片足立ちだけに頼ると、全身の活動量が不足してしまうおそれがあります。
そこでおすすめなのが、次の組み合わせです。
①片足立ちを左右1分ずつ、1日3回(合計6分)②可能であれば早歩き30分、またはジョギング20分程度を週5日
人間の歩行は本来エネルギー消費を抑えるよう効率化されているため、歩幅を広げる、軽く膝を曲げて腰を落とすなど、あえて負荷を高める工夫をすることで、短時間でも効果的に膝・股関節を刺激できます。
今日からできることとして、まずは片足立ちを1日3回、無理のない範囲で始めてみてください。テレビを見ながら、歯磨きをしながらでも取り入れやすい習慣です。
膝や股関節に痛みや不安がある場合は、自己判断で運動量を増やす前に、一度専門家にお身体の状態を確認してもらうことをおすすめします。
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